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「それは、全部の車のナンバープレートを認識しているんだよ。よーくみると、カメラがついていて、全ての車のナンバーと一を確認しているんだ。」
「へー、そうなんですね、なんでそんなことを。」
那日花之博士の話を聞いて、疑問を持つ樫子伊助手。
「よく考えてみるといい。なんで自動で駐車場のバーが開くのかの話だったよね。」
「そうでした。全ての車の位置を認識しているんですよね。そして駐車券無料に必要な額の買い物をすると、自動でバーが空く。」
考え続ける樫子伊助手。
「そうか分かったぞ!」
「なになに!?!?私全然わかんないんですけど!!」
一人だけ分かってしまった樫子伊助手に対して焦る布通野女史。
「こういうことですよ!布通野女史!まず、駐車券をもらうときに、ナンバーを確認します。そして、そのナンバーと駐車券のIDがひも付きます。」
「ふむふむ。駐車券と車をセットでおぼえたということね」
布通野女史が樫子伊助手の話を整理して理解をした。
「そして、車をとめて買い物をする」
「ふむふむ、このとき、車の位置と駐車券の番号も覚えているのね。」
システム側がやってることを冷静に整理していく二人。
「そうです、だからほんとは、駐車券を入れることにより車を止めた位置を知ることもできるはずです。この機能は提供されていないようですが、原理的には。そういう仕組みなはずです」
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