「日常生活研究会」

「恐怖勝手に開く駐車場のバーの謎」

「4K時代のその先は」

「最近4Kのテレビが増えてきて、めっちゃ画面綺麗になってるんですけど、このあとどうなるんですか？？100K？？」
布通野女史がみんなに質問した。

「次は8Kですね。展示会で見たこと有るんですが、3Dテレビより3Dに見えますよ！！あれ、なんで3Dに見えるんですか博士」
「それは諸説あってまだ答えがでてないのだけれど、フレームレートとピントがポイントなんじゃないかと言われている。」
樫子伊助手が最近見た知識を披露して、那日花之博士が仮説を伝えた。
二人は研究の一環で最新技術の展覧会に行くことがよくあるし、さらにそもそも研究で、超最先端技術の論文にも良く目を通す。

「へえ、フレームレートもはやいんですね。」
「コラコラ、二人で納得してないで私にもわかるようにしてくださいよ！！」
二人がどんどん、専門用語を使うので、布通野女史がとめに入った。二人はまったく専門用語だとは思っていなかったようだが、一般用語ではないことは明らかで、布通野女史の態度をみて、二人はそのことに気がついた。