2289人が本棚に入れています
本棚に追加
/255ページ
「ずっと僕と一緒に居てくれる?」
「……ああ、居てやるよ」
守るべきものはここに在る。
きっと俺は未来を変えたのではない。
最初から、こうなることが決まっていたんだと思う。
いつの間にか、魔導書は俺の手元から消えていた。
魔導書が無くとも、やろうと思えば、また俺は過去に戻ることが出来る。
だが、もう過去に戻ることは無いだろう。
大丈夫。
もう大丈夫だ。
俺はフィトと生きていける。
互いに互いを守り
フィトは俺と生きていける────。
最初のコメントを投稿しよう!