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「俺はミツオ。仲間内では、名の知れた潜入のプロだが・・・」
ミツオは、いつもの夜道を歩いていると、違和感を感じた。
止めるつもりのなかった足をとめると、潜入のプロらしく、辺りに用心する。
違和感は、すぐにわかった。いつもはナイはずの明かりが、
人の気配が感じられたからだ。
いつもの宿木高校に、いつもはナイ、明かりと人の気配・・・・
ミツオにとって、違和感は大敵だった。潜入のプロにとって、
最大級のリスクだ。
「・・・名の知れた潜入のプロだが・・・時には、リスクを冒す時もある!」
ミツオは目を細め、
「それこそ、プロの醍醐味ってやつよ!」
ミツオは、心の中で自己完結すると、再び辺りに用心しつつ、
「ミッション開始!!」
と、心で叫ぶと、校門へ歩きだした。
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