2214人が本棚に入れています
本棚に追加
「おはよう、遥
まだ、帰り遅いの?
私なんて残業無いよ?」
美人な同期で親友の未希が一気にマシンガントークで喋る。
振り返ると、陶器のように白い肌に大きなアーモンド瞳で
スラリと伸びた脚で今日も派手め美人です。
「おはよ、未希。久しぶりだね
あっ今日飲み行かない?早く帰れそうなの!多分」
「いいよ、ロッカーで待ってるね」
「うん」
仕事帰りに、居酒屋で生ビールを飲みながら未希が詰め寄る
「で、断ったのね。優良物件だったのに橘さん。
顔良し・性格良し・仕事も出来て一目惚れされたのよね?
なのに、断るなんて!」
「仕事も忙しかったし、よく知らないから」
「何、草食男子みたいなこと言ってんのってか男子か!」
「未希は企画部の小川さんから食事誘われてんだっけ?
街で偶然会ったときの人?
私、よその部署全く知らないんだよね。未だに。」
同期でもプライベートの充実ぶりが違い過ぎる。
頻繁にあちこちから誘いが社内外問わずあり
貢がれ尽くされ褒め称えられ慣れている。
でも、女性特有のねちっこさがが無くて
努力してるのも知ってるし、性格もあっさりで付き合いやすい。
仕事は出来ないみたいだけど。
最初のコメントを投稿しよう!