おまけ5 もしも幸田君が振り向いてくれてなかったら

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グースカと小山君が正式に付き合ったのを確認した兄の翔太は 待ってましたと まるで、マネージャーかと言わんばかりに 両家への挨拶やら、顔合わせやら、式場の下見まで取り仕切って進めた 勿論、黙って言うことを聞くグースカではないのでそれなりに抗議と抵抗はした グースカは自宅のリビングで 「いくらなんでも早すぎる、心の準備が追い付かないよ、私の結婚だよ!?」 不満感満載で口を尖らせて言った グースカ母も 「このまま、嫁に出すのはお相手に悪くて忍びないわ」 グースカ父は沈黙 それに対し、兄の翔太は 「じゃあ、どのぐらい時間があったら良くて、その時間で何ができる?」 あんたは、会社の上司か?とグースカは言いたいのを堪えた 私の結婚に対する作業効率向上を頑張るのは遠慮してくれ
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