1章 恋愛をさぼっていました。

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「今度の仕事の資料見せてもらっていい?」 同僚で一つ下の和地 実が声をかけてくる 性格も穏やかで、仕事もできるが控えめで優しい人だ 後輩だから話しやすいし頼みやすい貴重な人材 「これとこれでいい?」 「うん、今回今までと違うけど大丈夫?」 「…出来る範囲でやってみて要相談かな フォローよろしくです」 「うん、今回データできたら声かけて俺も見てみる」 「自分の仕事もあるのに、ごめん」 「最終的には、自分のためでもあるから大丈夫」 なんて面倒見のいい同僚、ありがとう和地 君無くして、私の仕事は完成しませんと心の中で賛辞を投げ パソコンに向かう。 年下の可愛い子とか似合うだろうなと、余計な妄想もしながら。
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