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今日もいつも通り、電車を降りた後彼の背中が遠くなって行くのを見ながら学校に向かった。
教室に着くとまだ誰もいない。
窓を開けて心地よい風を浴びながら、机に突っ伏して目を閉じた。
眠い。
本当は朝は苦手だけど、彼に会うために早く起きているためすごく眠い。
そこまでして会いたいなんて好きなんじゃないの?って友達に言われたことがあるが、そーいうんじゃない。
あのかっこよさを朝見れるだけで、1日頑張ろうと思えるのだ。
うとうとしてると徐々に学校が賑やかになってくる。
話し声が増えて、足音が増えて、ドアを開ける音が響く。
うちの教室にも1人、また1人と人が増えて、うるさくなってきたくらいに目を開けた。
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