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だめだ。マリオにとってスータがおおすぎて集めきれない。
神様お願い。スータを半分にして。
スータがくるくるスピンして真ん中から半分になった。
もう一度最初からやろう。
スータの数が半分になった。
「スータってなに?」
「スータはスターの事。」
「スターのアナグラムか。」
「あ毛蟻だ。」
「何。もう一回言って。」
「毛蟻。」
「もう一回。」
「ケアリ。」
「もう一回。」
「ケ・ア・リ。」
「何くるくる回っているんだ?」
「スピンだよ。」
「何のスピン?」
「フィギュアスケート。スピン。スピン。スピン。ねえ通訳のお姉さんすっぴん?お姉さん何怒ってんの?こわーい。」
「この子が霊媒の力を使って我々にいろいろ教えてくれます。この人が総理大臣になれるか見てほしい。」
「この人が総理大臣になるのか。」
「なる。」
「ん。邪悪なやつだ。こいつの先祖は誰だ。」
「陰陽師だ。」
「オンミョウジって何だ。」
「占い師だ。」
「占い師なら自分で占えばいいだろう。」
「今は占いの力はない。」
「そうか。じゃあ見てやろう。こいつ腐ってるぞ。みんなで鍛えろ。」
「みんなって誰だ?」
「みんなってのはみんなだ。」
「よし教育係をつけろ。今度はどうだ?」
「んっ。こいつ何か危険なことを考えているぞ。」
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