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剣で戦うのかもしれないとは思ったけど、それにしても速い。
どちらもかなり速い。
「おおおぉぉぉぉ!」
と、彼女が大きく斬りかかった。
しかし、それを鬼のモンスターは狙っていたようだ。
横から大きく剣を振り回す。
それに一瞬で気が付き、その美少女はすかさず、剣を戻し、その大剣をガードする。
ガードするが・・・
パキィィィィン
と高い音がした。
そう、彼女の剣が折れてしまったのだ。
そして彼女は後ろに吹き飛ばされた。
そう、大ピンチだ。
「折れちゃった・・・」
と、僕は言った。
するとその美少女はバッとこちらを振り向く。
「いつのまに人が・・・」
と彼女は呟く。
そして大きく息を吸って僕の方に言う。
「なにやってるのあなた・・・!速く逃げなさい!!」
と、彼女は言った。
絶体絶命のピンチの時に、僕の事を心配してくれたようだ。
よく見ると、他の二人もボロボロでもう、これ以上戦える状況ではなさそうだ。
「この剣・・・たぶん最強の剣だよな・・・」
と僕は呟いて、構える。
しかし、当然、引きこもり気味の僕は、運動なんてしたことないし、この剣もちゃんと使いこなせないだろう・・・と思っていた。
そして、モンスターはあの動き気だ。
このままでは、当然太刀打ちではきない。
「なにか、スキルはないのかな・・・?』
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