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第一話『高速空間 - ワールドスローモーション』
第一話『高速空間 - ワールドスローモーション』
「強そうな剣だな・・・」
と僕は右手に持っていた、剣を見てそう言った。
さっきまでいた世界とはまるで違う空間に僕はいた。
辺りを見回してもビルなんか回りに一つもない。
たぶんコンビニもないだろう。
「これは異世界ってやつか・・・」
と僕は更に呟く。
そう、文明が遥かに現代より昔の空間。
そして、僕は剣を持っている。
強そうな剣を。
「そして、なにより・・・」
と僕は前を見て呟く。
「グオォォォォォォ」
と、そのモンスターは吠える。
そうモンスターだ。
僕の知る限り、現代社会にモンスターはいない。
いないはずだった。
「行くわよ!!」
と、そのモンスターの反対側から声がする。
そう、それは美少女剣士。
さらにもう二人の美少女達が、そのモンスターと対峙している。
小振りの雨が振っている、この世界でモンスターと美少女三人が戦闘していた。
キィン!
と、剣と剣がぶつかり合う音がする。
「ちょ・・・見えないんですけど・・・」
と、僕はそのモンスターと美少女の戦いを見て呟く。
僕は剣道の試合とかもよく見たことはなかったから
現実の世界でも、このくらいのスピードで
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