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親方、空から女の子が!5秒で逃げろ!
「俺、あるSNSに登録してるんスけどぉ、あ、ひろしさん、SNSって知ってます?ほら、ツイッターとかフェイスブックとか。ソーシャルなんとかってやつ。インターネットを通じて、友達になったりするやつですよ。そこで知り合った女の子なんすけどね。」
ハンドルを握る、ひろしの横で、ペラペラとしゃべるこの男は、つい1ヶ月前に入社した新人で、翔というヤンキーあがりの若者だ。今日は、山奥の古い別荘の解体の見積もりに行くので、新人研修も兼ねて、社長から翔を同伴させるように命じられたのだ。
しかし、先ほどから、この翔という男は、女の話しかしない。まあ、若い男なら仕方がない。見た目、とてもモテそうにはないが、往々にして、そういうヤツに限って自分の経験を盛ろうとするものだ。
「でね、そのサイトで、めっちゃかわいい子と出会って、俺、すぐその子にダイレクトメールを送ったわけですよ。そしたら、すぐに返事が来て。まさか、あんな可愛い子が、俺の誘いをOKするなんて思わなかったし。もしかして、プロフィールの画像は他人で、詐欺かなにかかなあ、なんて思っちゃったわけですよ。」
ひろしは、黙って聞いているので、翔は痺れを切らして、
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