第１回 プリティフェイス

はじめに

　扉にもあるように、このエッセイシリーズの目的は、「叶恭弘先生の代表作であるプリティフェイスとエム×ゼロの魅力を紹介しながら、叶恭弘先生について論じる」事です。
　上記の二作については「名作マンガ紹介」で紹介する選択肢もありましたが、敢えて「叶恭弘論」として独立させる事にしました。
　やはり、自分にとって、叶恭弘先生は「特別な存在」ですからね。

こう書くと、
「叶丸さんは、ラブコメとかの『お色気要素のあるマンガ』が好きなのですね」
などと思われるかもしれません。

　ですが、それは違います。
　むしろ、そのようなジャンルのマンガは、自分にとっては「苦手な部類」に入ります。

　では、叶丸は叶恭弘と言うマンガ家の「どこが気に入っている」のか？
　それをこのエッセイシリーズで書いて行きます。