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クラス会当日。カラオケがあるパーティールームではしゃぐ1年2組。面倒くさそうに隅に座っている静稀。
静稀(どうやってここから出ようかな…)
チラリと視線を移すと楽し気な聖。
静稀(今の内かな)
そっとパーティールームから出る静稀。だが廊下で桐吾と鉢合わせる。
桐吾「面倒くせぇ…って顔が言っているぜ?」
静稀「…君が絡んでこなければありがたいんだけど」
桐吾「そりゃ無理な相談だな。なぁに、部屋の中に戻しはしねぇよ。ちょっとばかし雑談してくれたらな」
静稀「他をあたってくれないか?」
桐吾「お前に頼んでいるんだ、設楽静稀」
静稀「(嫌そうな顔で)……」
静稀、桐吾の左隣に立つ。
桐吾「自己紹介はいるか?」
静稀「朽沼君だろ。朽沼桐吾」
桐吾「桐吾でいい。お見知りおきして頂いているとはうれしいね」
静稀「覚えさせられたからな(聖に教えられている場面を想像する)」
桐吾「そりゃ結構。でもお前がここに来るなんて意外だな」
静稀「来させられている」
桐吾「そのわりには嫌そうって顔じゃない。とりあえずこなしているみたいな顔だ」
静稀(何を考えているんだ?コイツ…)
そこでパーティールームから1年2組のメンツが出てくる。
モブD「ホントに4組もここでクラス会してんの?」
モブE「マジマジ!面白い奴いるから呼ぼうぜ!」
モブ2人と鉢合わせる桐吾と静稀。モブ2人。
モブD「やぁ、朽沼と‥えっと…設楽君!」
モブE「疲れたの?」
桐吾「まぁな。それよか4組の連中がいるんなら呼んでこいよ」
モブE「おう!」
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