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オトネは、元太の頬をつつく。
「ですますのお姉ちゃんじゃなくオトネですよ?
そんなのですますスイッチさんに迷惑がかかるでしょう?」
オトネがそういうと充がため息混じりに言う。
「『ですますが好きなお姉さん』なので、『ですますの姉ちゃん』でもよくないですか?」
するとオトネが、鋭い目で充の方を見る。
「ご主人さま」
オトネの言葉にセロがうなずく。
セロは、手を広げ指先を螺子に変える。
「な、なんだよ!
俺を分解する気かよ!」
元太が、一歩下がる。
すると隼人が言った。
「違うよ。
この人たちは……
ツヴァイだね」
「ツヴァイ??
なんで、こんな田舎にツヴァイが出るんだよ!」
元太が、戸惑う。
「さぁ、君たちは下がって」
セロが、そう言って元太たちの前に出た。
「ここは、私とご主人さまに任せるのですます!」
オトネが、ニッコリと笑うと両手の人差し指を上に向けてそしてゆっくりと揺らした。
すると空から爆発音が聞こえる。
それと同時に1体の怪人が地面に落ちてくる。
「ぎゃー!
俺のステルス機能を見破るとは一体何者だ!」
その怪人が鎌を構えそう言った。
するとセロが言う。
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