始動するマリアと漏れ出ずるノイズ

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  タケルは周りの警戒を怠らないようにしながら無線をとる。  「こちら、タケル、  ・・・こっちにも犠牲者が出た。  周りにまだ敵はいる筈だ、手短に頼む。」  『そうか・・・!  その敵だが、森の中に何人か潜んでいるらしい!  気をつけろ!』  「何人か?  敵はシルヴァヌス一人じゃないのか?」  『森を操っているのはシルヴァヌス一人だ!   だが、そいつにも配下の兵がいるだろう。  例え今の敵を倒したとしても油断するな?  それで終わりではない!』 成程、考えてみればそれは当たり前である、 タケルは納得しながらサルペドンに礼を言う。  「オーケィ、あんがとよ!  これからこっちも反撃を試みる、  無線取れなくとも大目に見てくれ!」  『いや、もう一つ!』  「ん?」  『うまく説明できなくて悪いが・・・  敵の他にも何かある・・・!』  「あ? どういうことだ、そりゃ!?」  
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