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サルペドンも、なるべく多くの事を伝えたいのだが、
現在タケルが敵の攻撃を受けている真っ最中なら、
優先度の低いものを伝えている余裕はない。
マリアが感知中に気づいたノイズとやらは、放っておくしかないだろう。
『いや、悪い、気にするな、
そのまま敵の警戒にあたれ。以上だ!』
なんだい・・・!?
まぁ、確かに今はどうでもいい。
最優先すべきは敵の排除!
タケルは残る二人の部下に、自分から離れるよう指示をした。
最低でも自分自身のカラダを守るようにと・・・。
では自分は・・・。
めくらめっぽう天叢雲剣を放ったところで、周りの植物を焦がすだけだろう。
息を潜めて相手の動くのを待ってもいいが・・・、
同じ土俵なら、
・・・いや土俵は一緒ではないのだ。
常に相手に有利な状況を作られているはず。
こちらから動くしかない。
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