全てが終わったある夜の出来事

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「うぁああ……ぁあああんっ」  一度はいってしまえばそれだけで腰砕けになってしまい、それ故にカノンはレオンを更に奥深くまで受け入れてしまう。  堪らずカノンはレオン抱きついて、その衝撃を必死に耐える。 「カノン、まだ全部はいっていないぞ?」 「もう、もう……無理ぃ」 「仕方がないな。ほら」 「ひやぁあああんっ」  そのままレオンに腰を掴まれ、一番奥深くまで受け入れさせられる。  体がレオンの形に変えられて、その熱もレオンのもので、カノンはじくじくとした甘い傷みと、熱と、満たされた想いがない交ぜに頭が真っ白になる。  そんな動けなくなってしまったカノンを、レオンは仕方がないなと思い、そのまま腰を揺さぶり、突き上げる。 「ぁあああ……やぁああんっ」  激しく腰を打ち付けてやれば、カノンは気持ち良さそうに嬌声を上げる。  そのまま再び一番奥深くまで貫き、そのままカノンの感じる場所を小刻みに擦ってやる。 「ふえぇえ……そこ擦っちゃぁ……突いちゃやぁあ」  首を大きく左右に振って嫌がるカノンだが、その声は甘い。  あまりの可愛さにレオンは無我夢中でカノンを追い立てる。  事前にカノンに口で愛撫されていたためか既に絶頂は近かった。 「カノン、カノン……」  カノンを求めるように名前を呼ぶレオンにカノンも、レオンと繰り返し求めるように呼ぶ。  愛おしくて、欲しくて、お互いが求め合うように名前を呼んで交わる。  そこでレオンは一際強くカノンの体に自身の杭を打ちつけて、レオンはカノンの中に熱を解き放つ。 「ぁああああああんんっ」  大きい嬌声をあげてカノンも再び達してしまう。  注ぎこまれる熱を体内に感じて、それが酷く愛おしくて、満たされて。  カノンは我知らずに体を震わせながらぽろぽろと涙を零していた。 「カノン?」 「レオン……どうしよう、レオンが好きで、愛おしくて、切なくなって……涙が止まらない」
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