人はどこからきて、どこに行くのか

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人はどこからきて、どこに行くのか

人はどこからきて、どこに行くのか 「人はどこからきて、どこに行くのか」 と僕は呟いた。 「いきなり、重い!!」 と、隣にいた、美少女剣士のミカが僕に突っ込んだ。 「いや、だけど、気になるよね?我々はどこからきてどこに向かうのか、なんのために生きてるのか」 「うん、サトル!それはもちろん気になるんだけど、今はそれどころじゃないよね!?目の前のモンスター『ビッグタイガー』を倒さないと、全滅しちゃうよね?」 と、彼女は早口で子どもを諭すように言う。 「サトルのいつものが始まった」 と、小さい美少女魔法使いのリンが呟いた。 そう僕はこの世界に来てから、わりとずっとこの調子だったのだ。伝説の剣『アロンダイト』を持ち、モンスターを倒しつつ、美少女戦士達と旅を続けていた。 そして、僕は構わずに続きを考えていた。僕らはどこからきてどこに行くのかについて、だ。 「そして、ここは異世界だ。そもそも地球に生まれたのだってよくわからないのに、あろうことかここは異世界だ・・・僕は何のために生まれ・・・」 「のあぁぁぁぁぁ!」 と、僕が考えている間に攻撃してくる『ビックタイガー』。     
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