第一話 転生

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少年が軽いノリで話かけてきた。 「あ、はい、こんにちは」なんとか返事をする。 そして、なんとか聞き返す。 「君はだれ?」 「あ、僕?」少年が聞き返す。 僕は頷く。 「たぶん神様」 「はい??」 それが精一杯、冗談を言ってる感じではなさそうだ。 「神様ってあの神様?」 なんとかこの流れについていき、僕も質問をした。 「うん、そう」少年がこたえる。 「ただ、君のところの神様じゃない」少年は続ける。 「僕のところ??」僕は聞き返す。 「うん、君の所はジアスくんなんだけど、頼んで貸してもらった」 「はい?」貸してもらった??何を?? 「というわけで、職業なにがいい?勇者、戦士、魔法使い・・・もっとマニアックなやつも選べるよ」少年は淡々と話を進める。 「いやいやいや、意味分かんないっす」 「まぁ、あとで転職とかもできるから好きなの選びなよ」 「いや、ほんと意味分かんないし」食い下がる僕。 「なんか好きなのないの?勇者とか戦士とか魔法使いとかで」続ける少年。 「いや、凄腕プログラマーは魔法使いって呼ばれることありますけど」 なんとか精一杯の答えを返す。 「じゃ、それにしよ!」少年は笑顔でそういった。 「はい?」 「あとはよろしく頼んだ!魔法使い!」少年は笑顔でそういった。     
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