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第二話 美少女剣士ラクス
「うまそうな獲物がいるじゃねえか」
モンスターが襲いかかってきた。
巨体から繰り出される攻撃の風圧。
体中が振動する。
ギリギリのところでなんとか、避けた。
もちろん武器は持ってないし、このままでは殺される。
相手は本気だ。
異世界って一体どうすれば・・・
と考えてるうちに、さらにモンスターが襲い掛かってくる
「ジタバタしてないで、死んだほうが楽になるぞ」
モンスターはそう言った。
「そんな・・・」
とりあえず、思いだせ。ここに来てしてしまう前のことを。
たしか、魔法使い。そう、魔法使いになってたはずだ。
最初から使えそうな魔法、炎の呪文や回復くらいは使えるのではないか
「ファイヤー」
手をかざしてモンスターに向けて言ってみる。
すると、手に衝撃が走り、反動でうしろに飛ぶ。
「で、でた・・・」
空気を切り裂き、炎の球が、モンスターに向かって飛んでいった。
「ぐおおお」
モンスターがうめき声をあげた。
「ぐおおおお、お前、魔法使いだったのか」
当たったのは、たまたまだが、このまま、退いてくれると
ありがたい、たぶん今のままだとこの相手には勝てない。
この魔法が何回打てるかもわからないし
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