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この件ついては同窓会終了後、実家に帰ってから母とも話しました。
母「最初は○○(問題教師。母も呼び捨て)に呼び出されてヤスはどうなってしまったんやろってびっくりしたけど、お父ちゃんと授業参観に行って『この先生、何?』って思ったんやで」
俺「その話は初耳やな。保護者会でやりこめた話は聞いてたけど授業参観みてそう思ったというのは」
母「それで一気に自信ついたんよ。ヤスは何も悪くないって」
俺「そうやったんか。それでその後の保護者会の話になるんやね」
(ここから私も聞いたことがある話)
母「お父ちゃんが『子供の成績が悪いなら補習してください』って言うたんよ。そしたら○○は『上司に怒られます』やって。お父ちゃんは『だったら校門の前で補習すればいい』って言うたんよ」
俺「お父ちゃんらしいわ」
母「それでお父ちゃんがコテンパンにやりこめて、あんたの通知簿の成績が一気に上がったんよ。この子、勉強できるのに何でこんなに成績悪いんやろって思ってたけど、そのことがあって、ほとんど全部『よくできる』(3段階の最高)になったんよ」
俺「ヘタレやな。上司に怒られると言ったことといい、親を恐がって成績よくするなんてそこがヘタレ」
母「お父ちゃんはね、子がどんなに悪くても子を守らないといけない。子を信じないといけない、そう言うてたんよ」
俺「・・・」
信じていてくれた死んだお父ちゃんのことを思い出すと私は涙がこみ上げて来ました。
前述の教師の同級生は「あの小5の体験があるから自分が教師になってもあれ以上の酷いことはないって自信がもてるんや」と言っていました。
私も子が後2年で私が学級崩壊を体験した学年と同じ小5になります。今の処、学校からの呼び出しはありませんので、冒頭で書いた子の授業中のお喋りの件は比較的軽傷のようですが、これから○○○○のようなヘタレが担任になって学級崩壊が起こらないとも限らない。
どんなに同級生に励まされてもどんなに先生たちが問題教師に不適合者のレッテルを貼ろうとも、やはり学級崩壊の一端を担った私の罪が消えたとは思いませんが、この経験は子育てをする上で普通の親が持ち備えることがない大きな経験だったと思います。私はこの経験を生かし、そしてお父ちゃんと同じように、全力で子を信じ全力で子を守ろうと決意するのです。
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