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「今の親しい状況を客観的に見ると絶対答えはYESだよ。NOは考えられない」
彼はそう言ってくれたねえ。確かに私の人生ではあまりないくらいいい雰囲気になっていると思いました。
こういう場合、反対するのが普通かと思いましたが、そういうことはありませんでした。
「新人で一番初めに手話を始めたのは誰?道を開いたのは誰?」
彼はそう付け加えた。こいつ、私が喜ぶ言葉をよく知ってるね(笑)
私はT君の言葉に乗せられて、よもすればうまく行くんじゃないかと思いました。でも私は少し詰めの甘さを感じていました。研修がもっと長ければと思いました。あまりにも時間が短すぎる。そう思いました。私が東京配属だったら例え最初に断られてもその後なんとかなるのに…とあれこれ考えました。
この頃の私って、女性に告白することにかなり慎重になっていたのです。それまでにも結構親しくしてくれた女性に「これは絶対だ」と思って告白してフラれるってこと結構多くありました。私っていつも「いい人」で終わっちゃうのです。
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