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そんなこんなで、研修も終わりに近づいた頃、ちょうどいいチャンスがあったんで思い切って告白しました。
「私はあなたのことが好きなんです。あなたは私のことをどう思ってますか?」
「フ・ツ・ウ」
即答やったね。指文字で(笑)
あっちゃー。私の聞き方もヤボだったんですけど、なんせ手話の本から適当な言葉拾って組み合わせるしかなかったもんですから、この程度の聞き方しかできませんでした。
またもや私は「いい人」で終わりました。そしてそれから暫くあれこれ考えました。
私の中に「健常者の私が相手にしてやってるんだから」という傲りはなかったか? 「フツーの女性には相手にされないが障害者ならなんとかなる」そんな考えはなかったか?
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