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「A子さんはどうしてるかな?」とよく思いました。「ちゃんと仕事させてもらってるんやろか?」と思いました。耳の聞こえる私でさえ周りの状況がなかなか理解出来ず藻掻いているのに、A子さんはもっと仕事わからんやろなって思いました。
彼女は聞き耳立てて仕事を覚えることは出来ない。
それから月日が経ち、配属から4年が過ぎた頃、A子さんが結婚して会社を辞めたという知らせがありました。辞めた時、彼女がどんな心境でいたかは知りませんが、兎に角、私は幸せになって欲しいと心から思いました。
現在の私は完全に手話を忘れてしまっています・・・。
最近の話ですが、たまたま、あるきっかけでA子さんの現在の姿をみることができました。
あれから20年近く。スレンダーだったA子さんもちょっと太ったかな。お互い様ですけどね。
A子さんに会ってもう一度、手話で話してみたい、嫁の許可は要りますけど。そう思う今日この頃です。
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