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ガチャッ
主人公が家の中に入ると新築のような香りが漂いやはり外装同様に10年前の建物だとは到底思えないくらい綺麗に保管をされていた。
多分帰ってくることを知り、リフォームまでしてくれていたんだろうと感じさせるものだった。
ガサガサ
主人公が家に入ってから数分もたたないタイミングで、リビングの方から物音が聞こえた。
「だ……誰かおるんか?お、居るんやったら返事せんかい……お、おらんのやったらえ、ええんやで……」
そう言いながら主人公は身構えながら忍び足でリビングの方へ恐る恐る向かった。
ガチャリ
主人公はリビングのドアを開け、身構えながらあたりを慎重に見渡した。
人の影などもなく安堵した主人公はそのままリビングにあったソファーに腰掛けた。
「はぁ……気のせいやったんか……良かったわ」
そういい安心したような溜息をつく。
「しーたん!!わぁっ!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ほっとしたのも束の間。
後ろから誰かに驚かされびっくりした主人公は大きな声を上げそのままソファーで気絶し伸びきってしまった。
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