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「ふふやっぱりしーたんは凄いね」
そう言いながら男の子娘はくすくすと不敵な笑みを浮かべた。
「で、や。お前誰なん?」
主人公がそう聞くやいなやリビングに父が入ってきた。
「俊樹ようやく起きたか?近所にまで聞こえるような大声で何があったんだ?まぁ……雪叶くんにお礼言っておきなさい」
父は呆れ気味に主人公にそう伝えると風呂に入ってくるとまた、リビングを出ていった。
「……」
俊樹は雪叶であろう人物をマジマジと睨みつける。
「さっきしーたんパパさんが言った通り、僕、増村雪叶(マスムラユキト)って言うの昔みたいに雪ちゃんって呼んでくれてもいいよ?」
雪叶はそういい満面の笑みを主人公に向けた。
多分普通の健全な男ならば、雪叶が男だとわかっていてもイチコロで堕とされてしまうことだろう。
だが相手は主人公……。
残念ながら考えるような展開にはならない。
主人公の名前はまだ仮である。
だから主人公とし、仮の名前である俊樹を使用中
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