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「男に雪ちゃんとかキモイわ俺そんな趣味あらへんから」
主人公は雪叶を見下し、興味の無いような態度で言う。
主人公と雪叶の10年ぶりの再開は喜べるものではなかった。
主人公はこの時は変な虫が付いてしまったと思い今後どうするべきか。と悩むのであった。
この雪叶との再開が後々主人公の人生を大きく左右する重要な人物になるなんてことはこの時主人公には知る由もなかった。
ガチャッ
「俊樹俺のケータイ見なかったか?」
さも今風呂から上がりましたよと言わんばかりの格好で父がリビングに入ってきた。
「は?知ら……」
知らないそういいかけ主人公は父の方を見唖然とした。
「そんなタオル1丁の格好でなんで首から下げとること忘れんねん」
と呆れた口調で首からぶら下がるケータイを指差し父に教える。
「ん?……あ、あはははいっつも付けてるから忘れてしまっていたんだよ」
そう言いながら恥ずかしげに父はケータイを確認する。
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