第一章 オフィスの罠

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「夏目でうまく話が決まらなかったら、俺と結婚してみるか」 「また暇なんですか」 と言うと、そうだ、と言う。 「遠慮しときますよ。  いろんな人に刺されそうだから。  これ以上、秘書室で肩身狭くなりたくないですから」 「夏目と結婚しても、狭くなるんじゃないか?」 「そうかもしれないですけど、貴方とするほどじゃないですよ」 と言うと、 「俺と結婚して、そのまま秘書室に勤めるとかあるか」 と言われてしまう。
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