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「あなたは、どうして、それを、流して、いるの、ですか?」 すると、 その生命体は それをぬぐうこともなく、 こう言った。 「わたしたちには、いつも争いがあります。わたしの家族が争いで死んだのです」 「悲しいことがあると、いつも自然と流れてくるのです」 ーーーー。 ーーーー。 ーーーー。 ーーーー。 MIRAIJIN は それ以上なにも聞かなかった。 この低いテンションの中、 なにかあると 自然とそれが流れるのは しかたない、 と思った。 すべて、 この低いテンションによるものだろう。
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