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あのHIKARIは何だろう。
あれは星にちがいない。
いままでおりたことのない星だ。
SUーーーー。
SU ーーーー。
SU ーーーー。
SU ーーーー。
どんどんちかづき、
HAKO は星に入っていく。
そしてMIRAIJIN は
その星の地上におりてみた。
この星の地上では
ひっきりなしに雨がふっていた。
雲は見あたらないのに、
ひっきりなしに雨がふっている。
そして、
なぜだか
MIRAIJIN のテンションが下がってきた。
この星のテンションは、
ずっとずっと低いものだ。
こんなに低いテンションなのは、
何かきっと理由があるのだろう。
と、
そこへひとつの生命体が
MIRAIJIN の方にちかづいてきた。
その生命体は、
まるで何も見ていないように
表情がなかった。
こちらが見えているのだろうか。
それとも何も見ていないのだろうか。
MIRAIJIN は
目をとじて、
そっと心の中で話しかけてみた。
(ここは、あなたがたの星ですか?)
(ここは、どうしてずっと雨がふっているのですか?)
しかし、
その生命体は
何も聞こえていないようで、
表情は変わらなかった。
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