1.仲直りはいつの日か

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 ぶわりと風が吹き上がった。足元にあったはずの床が消えていて、宙に浮いている。真っ暗で、時間屋とハルと自分の姿以外の何も見えない。青い光は依然として時計から溢れ出ていて、中では針がものすごいスピードでぐるぐると回っている。
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