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「サークルのみんなのお土産は三人からってことでいいんじゃない?」
「そうだね｡キーホルダーあたりを買えばいいかもしれない｡お菓子だと傷んでしまうだろうし」
「まぁ､そういうのは旅館で一息ついてからだな｡実際に見た方が早いだろ?」
そんなやり取りをしていると､旅館が見えてきて更にウキウキ感が高まる｡
楽しいプチ旅行になるといいな♪
女将さんである百合お姉ちゃんに案内された部屋は､すごく眺めもいいし､部屋にお風呂があって､わざわざ大浴場に行かずとも､部屋からベランダに出れば露天風呂っていういい部屋だ｡
しかもかなり安くしてもらって､旅館のお風呂掃除を手伝った方がいいのかと思ってしまうくらい｡
実際に手伝っても迷惑にしかならないだろうけど｡
身内だからって優遇されすぎかも｡
二人も簡単なことは自分達でやろうと言ってくれて､布団の上げ下ろし…無理なら布団を畳むくらいはやろうと思ってるんだ｡
修学旅行とかで畳んだことあるし､これくらいはできるはず｡
暑くてもカラッとしていたけど､やっぱり夏の日射しだけあって､少しは汗をかいてたオレ達は少し早いけど､部屋の露天風呂に入ることにした｡
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