198人が本棚に入れています
本棚に追加
/169ページ
「でも二人はキッチンスタッフできるの?家で料理はオレがほとんど作ってるよ?」
「そりゃあ澪の料理は美味しいから。でも、俺達も少しは作れる。カレーとか焼きそばとか…」
「豪快な男の料理は得意って感じかな?でも、今日のカフェはカレーも焼きそばもないから、ホールスタッフとして接客しよう」
二人とも仕方なさそうだったけど、場を盛り上げようと思ったのか、明るく楽しそうに接客して、お客さんも楽しんでるみたいだし、そんなに悪くはない感じだ。
「コーヒーとサンドイッチ、お待たせしました」
「可愛い、アドレス交換しない?IDでもいいけど?」
何だ?ナンパ!?
いやオレ男なんだけど!
「あの、困ります…」
「いいじゃん、お客にサービスするのがメイドの仕事なんじゃないの?」
オレの堪忍袋の緒が切れそうなのに、こいつは服越しとはいえ、オレのお尻を触ってる!
オレのお尻を触っていいのは、マヒロとシマだけなんだよ!
「お客様、ウチのスタッフはお触り厳禁なんですけど。後、どれだけ可愛くても中身は、お客様と同じ男ですが、お客様は男が好きなんですか?」
「三苑(ミソノ)先輩…」
最初のコメントを投稿しよう!