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「特には。夏休みに逢ったからな」
「つれないなぁ。まぁ、それが七っちだもんね♪」
うわぁ…さっきのキリッとした先輩とは別人かと思うくらい、鼻の下が伸びまくりだな。
彼女さんの方はえらくドライだけど。
「志音、後輩はまだ仕事があるんじゃないか?」
「あ、飯田紹介するよ、各務 七瀬(カガミ ナナセ)、俺の恋人。めっちゃ可愛いだろ♪」
「初めまして、飯田 澪です。あの…モデルさんですか?」
「え…?違うけど…」
「ご、ごめんなさい!凄く美人さんだから!」
「七っちは高校の頃から美人だったし♪さて、七っち学内案内しようか?」
「いや、ここで軽く食べていく。お前のサークルの売上に貢献する。紅茶とパンケーキのセットを注文していいかな?」
「俺はコーヒーとツナとレタスのクレープ頼むね♪」
「は、はい!ただいま!」
二人からの注文を奥の簡易キッチンに伝えに行くと、私服に着替えたマヒロとシマが更衣室にしている隣の部屋から出てきた。
「あれ?二人ともメイド服は?」
「色んな意味で不評だったから、私服にギャルソンエプロンで、仕事するんだけど、今は休憩時間。澪も先輩のテーブルの配膳終わったら休憩入れると思うよ」
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