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「早く休憩したいな…。このメイド服、かなり締め付けるんだよね…」
「澪のはゴスロリメイド服だもんな。アンティークドールみたいだし」
「何でオレだけ…普通のメイド服じゃダメなのかよ…?」
そう、オレだけみんなと違うメイド服だから、とにかく目立つし暑い。
オレも私服で配膳したいよ…いいなぁ二人とも。
そう思いながら二人と話していると、先輩のテーブルの料理ができ上がったので、足下に気を付けながら急いで運ぶ。
料理が冷めたら美味しさが少し減っちゃうかもしれないだろ?
先輩のテーブルの配膳を終えた後、やっと休憩に入ることができて、マヒロとシマと一緒にしっかりご飯を食べられる模擬店を探す。
学生用の学内と門までの外に出てる模擬店案内図のプリントを見るけど、この近くにはないみたいだ。
自分のサークルの料理でお昼を済ませるしかないかな。
「俺ちょっとトイレ」
「俺も」
二人が思い出したように、トイレに行きたがる。
我慢しないで行っていいのに…。
「オレも行こうかな…」
どうしても行きたいワケじゃないけど、服の関係上個室に入らないといけないし、ちょっと時間がかかりそうだし…。
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