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三人でお菓子の詰め合わせ作業は問題なく終了した｡
問題は夕食だったけどね…｡
｢ちょっと待って…｡夕食がアップルパイ一切れとクッキー数枚?｣
｢今日はお菓子作りで一日潰れたから､夕食はスイーツってことで｣
｢俺は澪が作ったんなら､スイーツでも飯でもいいけどよ､量が圧倒的に少ない!学校帰りのカフェに寄った女子高生や女子大生じゃないんだけど?｣
シマが怒ってる…静かに怒ってる時が一番怖い…!
｢えっと…サンドイッチでいいなら作ろうか…?｣
サンドイッチなら､冷蔵庫にある食材でいくつか作れそうだし｡
明日はしっかりご飯作ろうっと｡
｢サンドイッチもいいけど､俺達もハロウィンのコスプレしない?｣
｢ハロウィンのコスプレって､狼男とかドラキュラとかゾンビの怖いヤツでしょ?｣
｢今はアニメやゲーム､漫画のコスプレも多いみたいだし､そんなにこだわらないでいいと思うよ｣
｢今回は三人で一つのテーマのコスプレだから大丈夫｡俺と満天のセンスを信じろ｣
うん､二人のセンスを信じちゃいけないことはよく分かってる｡
変なコスプレじゃありませんように…!
｢今回は童話をテーマにしてみたんだ｡三人で同じ童話だから｣
｢みんな知ってる"赤ずきん"だ｡もちろん澪が赤ずきんだから♪｣
｢もう赤ずきんの時点で､そうだろうなと思ったよ…｣
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