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そのときだった。聞き覚えのある声が、ふたつ創星大学の文化祭ステージにこだましたのは。
「オウ、ウルワシキジューシーマルコサン、メールダケデナクテ、チョクセツタスケニキマシタヨー!」
「ジャン王子、ありがとう☆まるこ感激~♪」
「わたしも手伝いにきたわ!」
「あら、元ミセス・アラウンドサーティーさんも(呼んでもいないのにのこのこと)かけつけてくれたのねヾ(*´▽`*)ノ
まるこの代わりに(せいぜい汗水垂らして)戦ってください!
(いい歳だから)くれぐれも気をつけてくださいね…チラッ(・_|」
何だろう、ほとんどアドリブなはずなのに、見えない台本が一瞬見えた気が…。
「オウ、マカセナサイ!“テヅクリイナカコロッケアッパー”!」
技はソーザイレンジャーのままなのね…。
「わたしの技も食らいなさい!“元ミセスって言っているけどバツイチじゃないの、わたしまだ一回も結婚していないからそろそろ結婚したいわキック”!」
わー…すごく思いのこもった…技名ね…。
「わーヤラレター。」
「も、申し訳ありません…モール総帥…。」
「わーヤラレター。」
「わーヤラレター。」
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