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高村美和のことを派手な見た目のせいで少し警戒していたけれど、彼女は社交的で人当たりもよく話しやすかった。既に出来ている仲良しグループに自然と混ざれるように気を配ってくれた。
子供が泳いでいる間、保護者は見学室で見学が出来る。そこが保護者の交流の場にもなっていた。
スイミングスクールは週2回のコースにしていたけれど、年の近い大人と話が出来るという機会がとても楽しくて真菜を口実に週3回に増やした。
高村美和のことを美和さんと呼ぶようになり、グループにいる母親たちも下の名前で呼ぶようになった。私は絵里さんと呼ばれ始めた。
「次のスイミングはお休みだから、うちにみんなで来ない?」
美和の誘いでお宅にお邪魔することになった。スイミングの時間に先の予定を決めるのが難しいので『ママズの部屋』というLINEのグループに参加することになった。
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