涙歌待人-改新版-

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あなたの背中を見守り続きたあの頃を 思い出しながら伸ばしてくー 私の手があなたの手を掴むことが 出来なくてもいいから 背中に向けて伸びていくー あなたに届くことを 願って…… uhー…… Ahー…… 届きたいーこの手が……』 歌いながら泣きそうになる。この歌はあの人と共に作った歌だ。 あれは夏の頃だろうか。私はあの人とケンカをした。歌詞に込めたい思いがぶつかり合ったのが原因だった。私はあの人の顔を見ないようにして生活をその時送っていた。あの人は謝る姿勢を取ろうとしていたが、私はそれを無視していた。私はそんな私を嫌いになった。それよりもそんな生活が嫌になった。そんなある日、後ろのメンバーたちにパーティーに誘われた。それは何も褒め与えることなく、一つの目的の為だった。私たちを仲直りさせるためだ。 そこにはあの人もいた。そして目的は果たされた。後日、私たちはこの歌をケンカでの想いを歌詞にして作り上げたんだ。 一生離れ離れにならないように。それは私とあの人だけではなく、バンドの仲間……そしてファンに。でも……。     
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