オジサンの妄想①

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私はいつもの通勤路をボンヤリと行く。 ふと気付くといつもの風景なのだか何かが違う。周りの人の服が違うのだ、皆、着物姿、、、 困惑していたら、ある者が声をかけてきた。 女「こんな所でなにをしてる」 私「こんな所ってなにが?」 女「いや、だから、なにをしてるのかと聞いている!」 私「いや、通勤中???」 女「つうきんちゅう??????」 私はただただうなずいた。 女「何を訳の分からんことを言っているのだ。ちょっと来い!」 女が私の手を掴んだその時、『ドン!!!』 私は勢いよく尻もちをついた。 女性「大丈夫ですか?」 どうやら私は目の前の女性にぶつかったようだ。 私「すみません」  「!!!」  「あの、先ほど話をしていせんでしたか?」 女性「あの、誰とです???」 私「いや、私と、、、」 女性「あの、急いでいますのでこれで、、、」 女性は走って、その場を去って行く。私は『あぁ、、、顔はそっくりだけど普通のスーツ着てる』 っ思った。 そう、いつもの風景、いつもの通勤路。 いったい何だったんだろう?夢?幻?と思いながら会社へと足を急いだ。 ~オジサンの妄想①~
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