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「あんな、悠里?」 「なに?」 「またいつか、マカオ行くよ」 「え、絶対嫌や…」 「今度は悠里も、勝負してみ?」 「えぇ~友さん一人で行きぃよぉ~私はえぇよ」 「いーや!お前と行くの!今度は10万あげるから、それで勝負してみ?結構、ビギナーズラックってのはあるもんやから」 「えぇ…絶対無理やって。勝てるわけないやん」 「いゃ…ホンマにビギナーズラックってのはあるんよ。悠里みたぃにな、ルールもなーんもわからんと、勘だけのんが案外勝ったりするもんなんやって。俺らみたいな慣れた人は、罫線とか見て賭けたりするけど、素人って『え、ソコでそれに賭ける』みたぃな事しよるんよ。で、それで勝つんよなwあの、偶然かも知れん運はビギナーにしか持ってないんよな。だから悠里も、勝負してみ?」 「まぁ…それは考えとく。でもやっぱり、カジノはえぇとして…あの便秘は辛すぎるからな。ウォシュレットあるトコじゃないとしんどぃよ」 「でも、ギャラクシー泊まりたいって言うてたやん?」 「うん…でも、ギャラクシーにはウォシュレットないもん。あっ!じゃあさ、今度はオークラに泊まろ!オークラにはあるんやろ?ウォシュレット?」 「うん、あるで!オークラは日本のホテルをそのまま持って行っとるからな。そゃなぁ~ほな、今度はオークラにしよか?」 「うん、それやったらえぇよ!」 もぅ二度と行きたくないと言ってたマカオだけど…また来年辺りに行ってるのかもな こんな感じで…またしても私は、友さんの策にまんまとハマリ そんでもって、また改めて友さんの私への深過ぎる愛情を知る事になったのでした
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