はじめに

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☆ こんにちわ。 和泉一織です。 今日も、私のラビチャに付き合って下さい。 先ほどまで、私と七瀬さんとで仕事に行ったんですが... 「一織ー!なあなあ、聞いて!」 「何ですか?七瀬さん」 「この仕事終わったら、もう終わりだから、マネージャーが自由にしていいってー!」 「そうですか。では、帰ってマネージャーと打ち合わせを...」 私がそう言えば、ふくれっ面になった七瀬さんは、私の服の袖を掴んで、上目遣いに「ちょっと待てよ!」と、実にかわ...迷惑な事を言い出したんです! 「...何ですか?そんな顔して」 「お願いが、あるんだけど...」 私は少々言葉に詰まりまして、「何ですか?」と、再度言うしかありませんでした...。 「あのさ、その...今度の休みに天にいとこっそり会う約束してさ...。 その時に着る服、選ぶの付いてきて!」 「は...?」 そして、拝み倒すようにされてやってきたのが、今私がいる店です。 七瀬さんは、店員さんの着せ替え人形と化していて、私はひたすら終わるのを待っています。 「これは~?」 「いいんじゃないですか?かわ...似合ってますし」 「...そうかなぁ?これだと女の子っぽい感じがするんだよな。 天にいといるのに浮いちゃう気がして...」 「大丈夫ですよ。 で?結局決まったんですか?後どのくらい待てば決まります?」 「うう~...。一織はどれが好き?」 「なんで私の好みに合わせるんですか?!九条さんの好みを知っているのはあなたでしょう?!」 私の言葉に、「そうだけど...」と、自信なさげに言うのが、まるで捨てられた子犬のようで、ちょっと耐えられないんですが!! 「あーもー!今着ているのが、一番似合ってますし、九条さんの好みですよ! はい、決定!さっさと会計して!」 「え?!あ、待ってー!!」 慌てて服を着替えて、会計を済ませた七瀬さんは、拗ねつつもかわいら...ヴヴん!...その、結局七瀬さんと二人で寮に帰って来ました。 後日、「天にいに可愛いって褒めてもらえたー!」と、報告に来たので、そうですかと言えば「一織のおかげだね!ありがとう!」と満面の笑みで! あなたは私を殺すつもりですか?!と叫びたくなりました...。 どうしましょう?
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