∵第2話 恋という名の種が芽吹きました。

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しかし、直ぐ隣に居る私はその言葉を安易に拾ってしまった。 私の聞き間違いでなければとても大きな爆弾を落とされた気がする。 そうこうしている内に、警笛と共に電車がホームに入ってくる。 私は何も聞いていない素振りをするのが精一杯で、目の前に停まる電車に視線を移す。 速やかにドアが開き、二人して無言のまま電車に乗り込んだ。
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