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謂わば高嶺の花というやつだ。
私なんて仕事上でも軽く話す程度なのに、まさかこんなところであの課長に話しかけられるとは。
「お、お疲れ様です…」
視線を泳がせながら精一杯の挨拶をする。
ダメだ、美人すぎて直視出来ない。
「ん、お疲れ様。高橋さん今日もよく頑張ったね、ありがとう。いつも助かってるよ」
さらりとお褒めの言葉を頂く。
何故かドクンと胸が高鳴り、頬が紅潮するのがわかる。
「ありがとう…ございます」
照れくさくて小声で発してしまう。
未だに目は見れず、もじもじしている私は端から見れば変な人だろう。
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