☆彡 パンドラ前半

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「「ふっ、ざけんじゃ、ねえよっ!!」」  私と泉さんが同時に地獄の覇者の声をあげた。  ――繋がったから。あの日記の意味が、今、繋がった。  何が、呪われた子、だっ! あんたが勝手に……、あんたの勝手で……。  光は……、光が、あんたの思い通りに生まれてこなかったから?  光が、金髪、碧眼じゃなかったから?  「ふざけんなっ!! 子供をなんだと思ってるんだっ!」  私は立ち上がった。  怒りで体が震えた。髪が逆立っているかもしれない。    血管がはち切れそうだ。米神がピクピクして、痛い。  我慢できなくて、涙が滝のように流れてきた。  悔しい! どうしようもなく、悔しい! こ、こんなことが……。 「明子……大丈夫。明子……私は、大丈夫、だから……」  光は私を抱きしめた。  テーブルに片膝をついて、私を優しく抱きしめた。
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