☆彡 事後報告

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「光に発信機でも付けました?」 『えっ!? なんで?』  不意打ちを食らったからか、音無さんの声が少しうわずってる。 「だって、明らかにおかしいでしょ? 泉さん、どうやって光の元に駆け付けたんですか?   いや…別に責めるつもりはないですよ。そのおかげで、光は無事だったわけですし……。  けどね……、もしかして……犯罪…」 『いや! 中山さん、それはない!   ほら、親が子供にGPS携帯持たせるでしょ? あ、あんな感じ……?』 「はぁ? それおかしくないですか?   GPS携帯って…、光の携帯にそんな機能ついてましたっけ?」  音無さんは一瞬口を噤んで、小さなため息をついた後『光は? なにか疑問に感じてるみたい?』質問を質問で返してきた。  もお…、じれったいなぁ……。 「あのね…。光はあんな性格ですから、普通なら感じるはずの疑問も泉さんの裸のおかげで、すっかり頭からすっぱ抜けていますよ。  私もあえて、光に助言したりしていませんけど……。  なに? 泉さん、光のストーカーですか?」 「いや、中山さん、ストーカーって……。ハハハ」  音無さんの乾いた笑い声が、非常に耳に障る。 「いや~。だからさぁ……」  音無さんは渋々という体で話し始めた。
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