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「おはようございます~」
バイト先である編集部で挨拶を交わしつつ、自分のデスクへと向かった。
ここでのバイトも1年が過ぎ、編集の仕事にもすっかり慣れた。
いや、仕事に慣れた、というより……。
「あぁ~、中山さん、先ほどから相原先生がお待ちかねよぉー。
プロット持ってきたんですって。偉いわねぇー。
最近また売り上げが落ちたから、気使ってるのかしら?」
微笑みながら毒舌漏らす編集者、森さんと
「森さん、それ言わないでぇ! 俺だって、がんばってるんだよ!
褒めて伸びる子だから! ねぇ? 中山さん!?」
売れても売れなくても、どうにもヘタレキャラで、ついつい苛めたくなる相原先生に慣れた。いや、慣らされた、1年だったと思うわ。
っていうか……、なんで私、相原先生の担当に戻っちゃったわけ!?
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