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「普通じゃ、ねぇよなぁ?」
急に後ろから声がかかって、俺は飛び上がった。
「うわっ! 脅かさないでくださいよ~。
もお! 谷木さんはいつも神出鬼没すぎるんですよ!
一体どこ行ってたんですか?」
「ははっ、なに? 寂しかったのかぁ?
俺はこれでもお前に気を使ったんだけどなぁ。
彼女とふたりっきりになりたそうな顔してたからさぁ?」
谷木さんがニヤニヤしながら、俺を上から覗き見る。
「えっ! お、俺は別に……。まあ、ないとも言いませんけど……。
あぁ!! じゃなくって~!」
俺は狼狽えながらも、パソコンに目を向けた。
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