★ ロバート松岡

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「普通じゃ、ねぇよなぁ?」  急に後ろから声がかかって、俺は飛び上がった。 「うわっ! 脅かさないでくださいよ~。  もお! 谷木さんはいつも神出鬼没すぎるんですよ!   一体どこ行ってたんですか?」 「ははっ、なに? 寂しかったのかぁ?   俺はこれでもお前に気を使ったんだけどなぁ。  彼女とふたりっきりになりたそうな顔してたからさぁ?」  谷木さんがニヤニヤしながら、俺を上から覗き見る。 「えっ! お、俺は別に……。まあ、ないとも言いませんけど……。  あぁ!! じゃなくって~!」  俺は狼狽えながらも、パソコンに目を向けた。
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