☆彡 相原先生って…

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『大学が忙しくなったので、すみません、今までの半分くらいのシフトでお願いします』 と、森さんに頭を下げたのが2週間前。  その時は『大学生だもの、学業第一よね~』なんて、物わかりのいい大人の顔にすっかり騙された!  シフト半分でも、相原先生の担当って…。フルで入る雑用の倍は疲れるんですけど?  早速、森さんにクレームすると『あら、大丈夫よ~。相原先生ね、最近忙しくないし、ちゃんと出来る作家になってきたから~』なんて、シラッと言いやがって!  どこが、できる作家だっ! (確かに、最近は、あんまり忙しくないかも……。これ言うといじけるから黙っておこう……) 「プロット持ってきて当然です。  この間お邪魔した時、全然できてなかったですしね!   約束の締め切りは昨日だったわけですしね!」  もう! こうなったら、とことんやりますとも! 「2番会議室借ります~。  さあ、相原先生、プロット詰めちゃいましょうね! 今日は帰れない覚悟でいきましょう!」 「ひぃ~!」  小さく悲鳴を漏らす目の前のやさ男に、にっこり微笑んだ。  たぶん、いや絶対、黒天使の微笑みで……。
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